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2009年7月14日 (火)

ネパール子連れ旅思い出し日記*招かれる日々2

私たちの、苦しみも知らず、
家の人たちは、
とにかく、私たちに、いっぱい食べて欲しいようだった。

朝は、焚き火で、ガインジ(サツマイモの一種)、
モッカイ(もちトウモロコシ)を、焼いて つまみ食いする。
食べなきゃいいんだけど、
近所の子供たちが、次々と持って来ては、
焼いてくれるので、なんとなく食べてしまう。
これが、結構お腹が膨れる。
そのうちに、甘いチャイを入れてくれる。

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昼は、山盛りのダルバート。
夜も、山盛りのダルバート。
(どちらかは、よそのお家に招待される。)

その間に、ロテイなどのおやつが入ったりする。
(この米粉のロテイが絶品なので、よせばいいのに また食べてしまう。)

近所を ぶらぶら歩いていると、
「カナ カネ!」(ごはんだよ~。)
と、スニタやミラが、呼びに来るのだ。
「ぺー バリョ。」(お腹いっぱいやねん。)と言っても、
「カナ カネ!」と、繰り返す。

これでは、お腹の休まる時がない。
何とかせねばと、バナナ以外は、口にせず、
(今の季節、バナナくらいしか果物が無い。)
お腹の休息日を、意識的に作る。
家の人たちは、心配するが、
「カネ ルチ バエナ」(食欲がない。)
と、会話集からそんなフレーズを見つけて、
繰り返し説明する。

しかし、他人には「NO!」と言えない男、ハルフミさんは、
(ネパールでは、これが裏目に出るのだよ!)
次々と襲ってくる食事の誘いを、断ることができない上に、
子供たちの残り物まで、気を使って食べ、
とうとう 一日ダウン。
針のムシロを歩いているような、痛痛しい顔になって、
家の人たちに、かえって心配をかけることになった。

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そんなわけで、時々 野菜スープを、自分たちで作らせてもらった。
台所の土の床に、転がっている適当な野菜と、
塩だけの、シンプルなスープ。

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今回の旅で唯一持参した、日本食の海苔を、ちぎっていれると、
おおっ!ほのかに、お澄まし風になる。

子供たちは、この味も素っ気も無いスープを、
何杯も御代わりし、大喜びで食べてくれた。
身体の中に、何の刺激も無く、すーっと吸収される、
平和なこのかんじ。癒される~~。
マサラ味だと、こういうわけにはいかず、
胃袋の中が、いつも油やスパイスと戦っている感じがするのだけど。

不思議なことに、
この野菜スープを食べていると、
身体が受け付けなくなっていたはずの、
ダルバートにも、手が伸びるのだった。
なぜか、ちょっと食べてみたくなるのだ。
「へーーーっ?何でやろ?」という感じだったが、
子供たちも、同じ感覚になるみたいで、
スープと共に、進んでダルバートを食べていた。(懲りない人たち。)

この淡白なスープが、過激なマサラと油を、溶かし、
燃えている胃の中を、穏やかに鎮めてくれるようだった。
こんなスープが、食欲増進剤になるとは。
これさえ作ることができれば、何とか、望みが持てそうだ。

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そして、私は極力、少食に努めた。
それ以外に、自分の胃袋を守る道は無い。
食事のときは、アマやミラが、
プレートに、山のようにごはんを 
手で ほぐしながら盛ってくれるのだが、
「ちょっと 待ったあ!!」
と、割って出て、3分の2くらい鍋に返す。
すると、アマが、怪訝な顔で見る。
「こら!もっと食べなあかん!」
って、母親みたいに言ってくることもあったし、
「あんた、たった、これだけしか食べないのかい?
そんなやせっぽちの身体で、大丈夫か?」
怪訝な顔をすることもあった。

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いやいや、足りないくらいに思い切って減しとくので、
ちょうどいいのだ。
風歌も、こうやって、
最初から減らすようになった。

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こういう、ちょっとした要領を得るのに
時間がかかってしまったが、
最初っから減らす作戦で、
なんとか、胃袋の状態は、保たれた。

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↑バス通りまで、バナナを買いに。


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