« ネパール子連れ旅思い出し日記*終りの日々2 | トップページ | ネパール子連れ旅思い出し日記*旅の仲間とホームスクーリングと。 »

2009年7月29日 (水)

ネパール子連れ旅思い出し日記*山の家へ帰って来た。

山の空気はおいしい。
澄んだ川のせせらぎを聴いて、
春の匂いのする風に吹かれていると、
身体の中まで入り込んでしまったネパールの土ぼこりが、
洗い流されるようだ。
なんて、清々しいのだろう。

016

「車の中で長靴に履き替え、
雪の山を、シャベルで掻き分けながら、玄関に辿り着く。」
というのを、想定し、
覚悟していたのだけど、

ああ、よかった。
雪はほとんどない。
出発前は、少しでも、雪の量を減らしておかなくてはと、
一掻き、一掻き、すくっては、雪を河原まで運び続けたあの苦労が嘘のよう。

085091_768

(↑出発前の、うちの村。)

この時期に、土が見えるなんてねえ。

子供らは、
車からおりると、
家の中へは入らずに、
ふきのとうを、探しにどこかへ消えて行った。

ああ、やっぱり日本が好きやわあ。
と、風歌。

土鍋&七輪で炊いたごはん。
畑で抜いてきた、人参と大根のサラダ、みそ汁。
ふきのとう味噌。
菜の花の梅肉和え。

味噌、醤油、酢、梅干・・・・。
癒されるう~~~~。
(当分、油抜きがええなあ。)

「メロ、ジャパニ、カナ、マンパルチャ。」
(わたしは、日本の料理が好き。)
と、風歌は、片言のネパール語(単語を並べただけやな。)で、
太郎と、じゃれあっている。
「タパイ、デレイデレイ、カナ、ワクワクラギョ。」
(あんた、ようけ、食べ過ぎ。吐き気がするやろ?)
と、太郎に言っておる。
そうや、あんたは、食あたりしては吐くし、
調子に乗って食べ過ぎては吐くし、ほんま、たいへんやったな。
食欲が無かったこの2人も、復活。
光ちゃんの、帰国してからのピーピーシャーシャーは、無くなり、
懐かしい薪ストーブの煙の匂いに包まれて、
機嫌良く、それぞれやりたいことを、始めた。
風歌は、
ネパール滞在中も、
牛の糞を踏んだり、
村のいじめっ子に追いかけられたり、
ボールの取り合いをして、ちん○ん蹴られて、泣かされたり、
(だいたい、あんたがケチやからやられたんやで。)
道ばたで遊んでいた子供たちの仲間入りしたり、
指がぼろぼろに擦り剥けたりしながら、
いつでも、どこでも、相手ができたらサッカーをしていたが、
今は、豆炭ごたつで、温まりながら、
新聞のサッカーの記事を読んだり、
各国のユニフォームを調べようとしたり、
風歌流に、極めていくようなかんじだ。
(ホームスクーリング的には、これも立派な学習となる。)
そんな姿を見ていると、何日か前には、
ネパールで、当たり前のように暮らしていたことが、
夢だったように思える。

それにしても、
我が家をとりまく、景色の美しいこと。
山からの、ちょっと湿り気のある風の心地よいこと。
湧き水が幾筋も、幾筋も集まって大きな清らかな流れとなった、安曇川。

07_001

ネパールでは、
あますとこなく、食べるため生きるために山は耕され、樹ヶは伐採され、
私から見ても、あと何年もつだろうかと、不安になるほど、
山の緑は少なく荒れていた。

11may05sd_354

乾期だったこともあるだろうが、そんな殺伐と乾ききった山を見ると、
自分の身体も乾ききってしまいそうだった。
それに比べて、目の前に広がる山々の、豊かで潤いのあること。
たとえ杉山でも、ネパールに比べたら、緑豊かに感じる。

私たちは、こんな美しい山里に帰って来られた。
さあ、味噌を仕込み、薪を割り、新しい春を迎える準備をしよう。
ネパールの旅と同じように、
ここでの日々の暮らしも、けっこう、驚きと刺激に満ちているのだ。
旅は、今も続いている。
(人生とは、旅のようなもの。)

この先私たちに、
どんなハプニングが起こったとしても、
両手を広げてそれを、受け入れよう。

ネパールの旅で、そうしてきたようにね!

その先には、これまで見たことの無いような、
ワクワクするような、世界が広がっていると、信じて。

Img_2633

|

« ネパール子連れ旅思い出し日記*終りの日々2 | トップページ | ネパール子連れ旅思い出し日記*旅の仲間とホームスクーリングと。 »

ネパール子連れ旅*思い出し日記」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1191000/30751831

この記事へのトラックバック一覧です: ネパール子連れ旅思い出し日記*山の家へ帰って来た。:

« ネパール子連れ旅思い出し日記*終りの日々2 | トップページ | ネパール子連れ旅思い出し日記*旅の仲間とホームスクーリングと。 »