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2010年5月17日 (月)

お別れは突然やってきて・・・

「お別れは突然やってきて・・・・」

という 悲しい悲しい清志郎の歌がありました。

このフレーズを、ついつい口ずさんでしまいます。

というのも、

うちの台所の窓から見える、この田んぼの景色。

この、今すみずみまで耕された美しい田んぼを、

60年近くも、守ってこられたおじいさんが、

数日前、急に旅立ってしまわれたのです。

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5月に入って、いよいよ農繁期となり、

Mさんが曲がった腰をして、田んぼと小屋を、

忙しそうに、行き来する姿が、

見られるようになりました。

「Mさん、こんにちは!ごくろうさんですっ!」

「おうっ! もう年取って身体が思うように動かんわ。」

なーんて、声をかけあっていました。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

あとは、水を張り、代掻きをし、

そのうちに、田植えが始まり・・・・・、

さて、この風景がどのように、変化してゆくのだろうと、

楽しみにしていたのに。

この田んぼは、どうなるんだろう。

残された おばあさんは、どうなるのだろう。



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Mさんのおうちの、池には、

色々な種類のクワが ドボンと浸けてありました。

明日の作業のために、水に浸けておくのです。

家の横手には、

割ったばかりの薪の山がありました。

前の畑には、ほうれん草の芽が、ちょろちょろと出ていました。

葱の苗もきれいに、植わっていました。

明日もやるぞと思って、いつものように晩酌をし、

いつものように、お布団に入ったでしょうに。

゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

何もかも、やりかけのように見えるけれど・・・・。


たぶん、

魂のレベルでは、

Mさんは、今生でやるべきことを、すべてやり終えて、

旅立ったのでしょう。

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その証拠に、

病院から還って来られた Mさんは、

「お見事っ!」と言いたくなるくらいに、

最高の、笑顔でした。

Mさん、ありがとう。

人生の、最後の最後まで、

田んぼと共に生きた、

最高に、カッコイイおじいさんでした。

こんなカッコイイ日本人、

そのうち、いつかはいなくなってしまうのだろうか。

お山の カッコイイおじいさん、おばあさん。

残された時間を、

もっと共に過ごして、

彼らの話を聞いておかなければ・・・。

と、少し焦っています。

何か少しでも、受け継いで、

次の世代へと、伝えてゆきたいと思うのです。

昔話が、絵本やマンガや、映画の中だけのものにならないうちに。

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移住組・・・つまり田舎ではよそ者・・の、

私達が、最も尊敬し、信頼し、慕い、愛したおじいさんでした。

Mさーーーん。

私達、ここで田んぼ、しっかりやるからねー。

見守ってねー。

ほんとうにありがとう。

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コメント

ええ話しや。

投稿: くるみ | 2010年5月21日 (金) 09時25分

くるみちゃん、
めっちゃ、かっこいいおじいさんやってん!weep

投稿: ゆみえ | 2010年5月22日 (土) 00時21分

ぽっくりと逝かはりましたな。かっこええ生き様や。
ユミエちゃんの住んでる所の風景は絵になるわ。

投稿: くるみ | 2010年5月25日 (火) 09時01分

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