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2010年11月25日 (木)

田んぼの学校・最終回その1

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田植えから脱穀まで、

毎月作業してきました、

田んぼの学校の最後の授業は、

収穫祭で、締めくくられます。

みんなで収穫したお米を、

釜で炊き、

そして、ニワトリさんを潰して焼き(;д;)、

みんなで食べます。

**

まずは、

いつものように、

田んぼの学校のセンセー(隣のお父ちゃんです)の、

ありがたいお話を聞きます。

**

昔は、肉を食べるときは、

自分たちで捌いて、

神様にお祈りして、大切に食べました。

今日は、ニワトリを絞めて食べます。

絞めるときに、

ニワトリは、大人でも必死になるくらいの、

ものすごい力で抵抗します。

その、生き物の、

生きようとする力を、

キミたちの身体でしっかり感じてください。

ニワトリの命の重さを、

しっかり感じてください。

生き物の命をいただくという意味を、

しっかり身体で感じてください。

~~~というような話やったかなあ・・・・・・。

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お山の学校の子供たちは、

毎年のことなので、

板前業のお父ちゃんがニワトリを抱きかかえ、

首をぐいっと曲げて、

包丁で一気に切り付け、

血が滴るのを近くで見ていても、

落ち着いたものです。

(これがたぶん、町中の学校ならば、大騒ぎでしょうけど。)

風歌と太郎は、初めての収穫祭ですが、

前に住んでいたところでも、

ご近所さんが、しょちゅうニワトリを絞めてはって、

よく見物してたので、

珍しいことでもないでしょう。

切られた足が、恐竜の足みたいやと言って、

持ち歩いて遊んでたくらいですが、

ここにもそんな子がいました。

↓さり気なく、お皿に添えています。( Д) ゚ ゚

  その後は、ズボンのポケットに入れといたみたいです。

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絞めたあとの、

羽をむしったりする作業は、

子供たちも一緒にします。

風歌は、

絞めるとき、ニワトリを押さえておくのを、

やらせてもらったそうですが、

ものすごい力だったと、驚いていました。

**

さて、ごちそうが並びましたよ。

お山のキノコの味噌汁。

持ち寄った野菜とニワトリさんの炭火焼。

キノコのソテー

私は、菊芋の掻き揚げ&ナメコと高キビのあんかけ を、

作らせてもらいました。

あっと言う間に変わり果てた姿になった、

ニワトリさんも、お皿に盛られました。(。>0<。)

しかし、

お山にあるもんだけで、こんなにご馳走ができました。

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運動場が、宴会場になりました。

(お酒は出ませんけど。)

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子供たちが作った、

お山の代表的な保存食「へしこ」(鯖の糠漬けみたいなもん)です。

お山の学校のセンセーが、

きれいに洗って、切り分け、

焼いてくれはりました。

ほんと言うと、

へしこと、美味しいご飯があれば、

あとは、おかずなんて要らないのですよ。( ^ω^ )

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いただきまーす。

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今年の田んぼの学校は、

これで終わりました。

田んぼをやっている学校は、

珍しくないでしょうが、

ここの学校の場合、

とにかく人数が少ないので、

イベントみたいな体験学習と違って、

しっかり労働しなければならないのと、

センセー役のお父ちゃんが、

子供ら、一人一人に、

愛情と熱意を持って、

田んぼや、それをとりまく自然のことを、

毎回、一生懸命、身体や言葉で伝えてくれること、

ほかの、センセーたち、お父ちゃんお母ちゃんや、

おチビさんたちも、

一緒になって泥んこになり、汗を流すことなんかが、

とても気に入りました。

ほんと、楽しかったです。

**

そう言えば、最初のお話のときに、

センセー父ちゃん曰く、

「お山の学校の子供たちは、

鳥が捌ける人になって欲しい。」

私もそう思います。

おっと、その前に、

私自身は、

(他に食べるものが無い環境なら別ですが)

米も野菜もある、こんな豊かな食生活の中で、

わざわざ動物を殺してまで、

肉を食べたいとは思わんのですが・・・。

しかし、実際子供たちは、お山に来て、

学校や、宴会などで肉と食べる機会が増えたし、

(山の男は、肉食系が多い?)

お山の子供たち、肉好きみたいやし、

これからも、

肉食を避けることは不可能であります。

しかし、

どうせ、食べるんやったら、

自分でヤレよ!

自分でヤレる男になれよ!

それが、まっとうな肉の食べ方や。

・・・ということです。

(ま、常にそうあれというのは無茶な話ですが、

意識して欲しいと思ってます。)

**

それにしても、

先日、子鹿ちゃんの肉を、

子供らに焼かせて食べさせましたが、

育ち盛りで大食いの彼らでも、

ほんの一塊の肉を、

一度に食べ切れませんでした。

いつまでも、

くちゃくちゃくちゃ・・・

と、噛み続けていました。

(顎の運動には良いですな。)

硬かったり、繊維が多かったりするのもあるのでしょうが、

少量でも満足感があるのかも知れません。

本来肉というのは、

そんなに食べきれるもんではないのでしょう。

これが、

食べやすくするために、

ホルモン剤や抗生物質などの薬漬けで育てられた

動物の肉や、

それらをさらに、

食べやすく、するために、

添加物てんこ盛りで加工されたハムやソーセージだったら、

あっと言う間に食べつくしたのでしょうけど。

本当の、野生の動物の肉というのは、

馬鹿食いできるものではないのでしょう。

たまに、罠にかかったり、

仕留めた動物を、

捌いて、みんなで分けて、

くちゃくちゃと、顎の運動をしながらありがたくいただく。

・・・・というペースが、

日本人にとって、健全な肉食のあり方やと思うのですが、

どうでしょう?

○○円食べ放題の、焼肉ハウスやらステーキハウスやら、

私は、

かなわんのです。

どっから、安く大量に、

そんだけの肉集めてくるんかいなと思います。

そして、

一時の人間の舌先の欲を満たすために、

どれだけの動物の命が犠牲になり、

どれだけ膨大なエネルギーが消費されてることか。

<食べる>ということ、

とりわけ、動物の肉を食べるという行為は、

そのものの命をいただくという、

とても神聖な行為だと思うんですが。

それから、

みんなで集まるとなると、

やれ、焼肉やとか、すき焼きやとか、バーベキューとか、

肉がなきゃ始まらん・・・

肉が無いとお客に失礼や・・・

という風潮も、かなわんです。

なんて、言ったら、

肉好きの人に、失礼ですかね。

そんなこと言うて、

はるやさん、魚食べてはるやないのと、

言われるかも知れませんが、

私は、

魚だったら、自分で釣って捌いて食べられます。

(積極的にはしたくないですけど。)

でも、鶏だったら、できひんなー。

豚や牛なんで、もってのほか。

ネパールでも感じましたが、

同じ哺乳類です。

焼いた肉は人間と同じ匂い。

共食いしてるように思ったりするくらいです。

肉がまずいとは言いませんが、

そこまでして食べたくないということです。

**

ところで、家庭で肉を食べないと、

洗剤も石鹸も要らないです。

純粋な植物性の油の汚れは、

水と、ヘチマやウールのタワシで、

さっと落ちます。

思うに、

身体から出る老廃物も、

日常に肉を食べている人よりは、

さらっとしたもんかも知れません。

肉食をしていたヨーロッパの人たちが、

動物の脂で作った石鹸で身体を洗っていたのに対して、

日本人は、

米ぬかで洗っていたんですからねー。

なんか、

田んぼの学校から話が反れましたね。

あしからず。

最後に、

校長センセーがおっしゃいました。

「食べるということは、

命をいただくと言うことです」

学校で、このような教育をしてくれはるとは、

私は期待していなかったので、

うれしかったです。

鶏を捌いて食べるような授業を、

実際にしているところは、

ここT市でも、

お山の学校だけなんだそうです。

お山の仲間たちにとっては、

普段の暮らしの延長にあり、

そんな特別なことでもないんですが、

よくよく考えてみると、

センセー方と、

お父ちゃん、お母ちゃんの、

熱い思いと、

協力があってこそのことでしょう。

こんな学校にめぐりあえて、

とてもラッキーです。

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コメント

いろんな考え方があるとは思うけど
すごく納得します
私も野菜や果物や米が田畑から収穫できる環境です
ありがたいことです

私は鶏も捌けません
もちろん捌いているところを見たこともありません
積極的に食べたいとは思いません

それ以上に野菜が米が美味しい♪
これって幸せなことですよね!

いつも素敵な気づきと学びをありがとうございます☆

投稿: ハチヨコ | 2010年11月26日 (金) 12時16分

ハチヨコさん、
わたしも、
野菜や米で、じゅうぶん満ちたりています。
かと言って、
肉がすきな人の嗜好を、
否定してるわけではないんですけど。
肉好きな人にも、
満足してもらえるような、
ビーガン料理を作りたいなあと思います。

投稿: yumie | 2010年11月26日 (金) 16時49分

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