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2010年12月10日 (金)

手放すもの、受け継ぐもの。

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ある日、

ぽっかり時間が空いたので、

エプロンを縫いました。

ちくちくちく゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

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古ぼけたチベットの織物のハギレや

(20代の頃はスカートとして着てたんですが。)、

藍染の古い布団カバー?、

友達の家の蔵にあった古布、

インドに住む友達のお土産の手織り木綿などなど、

うちにあるもんで、

エプロンが3枚できました。

わーーい。

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それでも、まだ時間があるので、

チビ助のために、

背番号を、ちくちくちく゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。

最近、侍ファッションよりも、

野球のユニフォーム姿に憧れており、

スポーティーな服しか着てくれへんのです。┐(´д`)┌ヤレヤレ

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まったく・・・・・。┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~

裏返しだろうと、前後ろ反対だろうと、

弟のチンチクリンの服だろうとおかまいなしの太郎はんと違って、

ファッションに、非常にこだわりを持つ、

チビ助です。

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ついでに、3兄弟の服の点検。

要らんもんがあったら、処分しな、

押入れがいっぱいやわ~~~。

(・・・・って、実は私のキモノ関係が場所を占めてるのであります。)

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ああ、私って、

<整理整頓ができない女>

<捨てられない女>なのかしら。

子供らの、ボロボロの服ほど、

処分し難い・・・・。゚゚(´O`)°゚

この、懐かしい継ぎ当てのズボン。

風歌が昔、いつもいつも穿いていたズボンは、

ここにあるだけで、

何か、存在感があるのです。

まるで、ここに7歳くらいの元気いっぱいの風歌がいるみたいな・・・。

継ぎ当てだらけでくたびれて、

お尻もボロボロになってるこのズボンが、

なんだかとても愛おしい・・・・・。

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これは、チビ助がずーーーーっと穿いていたズボン。

もう小さくなってしまったけど、

次ぎに回す子がいないっ。(。>0<。)

せめて、この可愛い継ぎ当てだけでも、

また誰かのズボンに使えるかも。

なんて、子供のボロ服とお別れするのが、

名残惜しくてたまらない、センチメンタル母ちゃんであります。

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以前、メモリアルキルトというのを、

見せてもらったことがあります。

HIV感染症で亡くなった方の、

愛用していた服や持ち物を、

ご家族やお友達が、

一枚の大きな布に、

思い思いのデザインで縫い付けたキルトです。

私は、そのとき何枚かのキルトを見て、

衝撃を受けました。

会ったことのない人たちですが、

そのキルトは、

そこにその人がいるみたいな、

生々しく強烈な存在感を発しているのです。

ただの服、ただの布、ただのモノに過ぎませんが、

着ていた人の、匂いや身体の形だけではなくて、

何かもっと、

着ていた人の、心というか魂というか、

そういうものが、

この布に宿っているように感じたのです。

布の持つ力はすごいです。

そして、

愛する人を思い、

キルトを一針、一針縫うというのは、

<祈り>だなあと思いました。

**

昔、千人針というのもありました。

それも、<祈り>だったのでしょう。

**

そして、

全然比べものにならない・・・というか、

比べるのは、おこがましいと思いつつ、

書きますが、

チビ助の背番号を縫ったり、

ズボンの継ぎあてをしたり、

あるいは、

子供の弁当を作ったり、

味噌汁を作ったり、

そういった、家事全般すべてが、

もしかしたら、祈りのようなものかも知れないなあと思いました。

**

ただの継ぎ当てでも、

そう感じるんですもの。

昔は、

綿や麻を育て、

糸を紡ぎ、染め、織り、縫ってできあがるキモノは、

気の遠くなるほどの、祈りの結晶です。

キモノを着ると、

明らかに、洋服を着るときとは違う気持ちになるのは、

作った人、縫った人、着ていた人の心が、

宿っているからかしら。

なんとも言えない、ほっこりと、温かい気持ちになるのです。

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写真、左上は、

亡き母のもの。

サイズも怖いくらいぴったり。

母のキモノを着るのは、やっぱりうれしい。

その下の大島紬は、たぶんはるさんの曾ばあさんのもの。

ところどころ擦り切れているので、

よく着てたんだろうなあ。

その下は、義母のお母さんのもの。

「母親がよう着とったわーー。」

と、よう覚えてはります。

子供の頃に、母親が着ていたものを、

覚えているというのは、

すごいなあと思います。

洋服では、そういうことありえないかも知れません。

義母のお母さんは、もうとっくの昔に亡くなっており、

私は、写真でしか見たことが無いですが、

その人がよく着ていたキモノを、

50年以上もたって、

孫の連れ合いの私が、

今受け継いで、よく着ているのです。

その下の大島紬も、はるさんの曾ばあさんのもの。

小さな小さなキモノです。

どんなに小さなおばあさんだったんだろう・・・・。

これは、50年前どころじゃありませんなー。

すばらしい模様ですが、

今の私には全然似合いませんでした。

なんだか、トンビの羽みたいで・・・・。coldsweats01

しわくちゃで腰が曲がったばあさんになる頃には、

着こなせるかしら。

キモノのおかげで、

年を取る楽しみができたわけですが、

はてさて、そんな長生きできるかどうか、自信ありません。coldsweats01

義母のもの、

叔母のもの、

友達のお母さんのもの・・・。

姿かたちも、歳も、好みも、違うであろう人たちから、

廻ってきた、

何十年も、昔のものなのに、

私には、

とても魅力的で新しいものに写ります。

そして、ちゃーーんと、

着れるんですよね。普通に。

(多少のテクニックはいりますが。)

**

そんなこんなで、

はるや一家は、

父ちゃんも母ちゃんも、子供らも、

お下がりでやっていってるんで、

衣料に(も)お金はかけてませーーーん。

(ついでに散髪代も無し。)

すごいやろーー。

・・・・って、

また、しょうもないことを自慢してしまいました。

あしからず。

お金をかけないためだけに、

お下がりをもらったり、

キモノを着ているわけではありません。

ま、しかし、

お金を使わずに、

いかに、豊かに、創造的に、楽しく暮らせるか、

京都を出て、

田舎暮らしを始めた頃のはるやのテーマだったんですよねー。

なんだか、

いかに、働かなくても、生活できるか・・・・、

ただの怠け者みたいですけど。coldsweats01

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おっと、

私はこの日記で、そんなことを言いたいのではなくて、

手作りの暮らし、ていねいな暮らしは、

<祈り>のようなものなのかも知れないということと、

布の持つ力、キモノの魅力を、

語りたかったのでした。

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コメント

lovelyゆみえさんすごい〜!
継ぎ当て、めっちゃくちゃかわゆいです!!!
エプロンも〜☆
簡単に短時間でちくちく仕上げるなんてうらやましいなあー
それにしてもセンスが私のストライク。たまらんです!

はるやさん一家には今年はもう会えませんかねえ。
先日のいちにち商店街最後やったかな。
今年は出会えて(以前から一方的には知ってましたがhappy01)とっても嬉しかったです★
来年もどうぞよろしくお願いいたしまーす!

投稿: しの | 2010年12月10日 (金) 09時23分

ええ話しです。
それにしても,家族のお下がり着物がピッタリ合うのは良いですなあ〜。私なんか背が伸びちゃったから,母のも祖母のも,誰の着物も完璧に七分丈状態で全然サイズが合わないのよ。それに「あの着物が無い!誰が着た〜誰が持って行った〜」て着物にまつわる家族のイザコザを見て来たので温かい気持ちになれないのです。トホホ

投稿: くるみ | 2010年12月10日 (金) 19時28分

しのちゃん、
そんな言われるほどのもんでもないですよーー。
ただ、ちくちくとまっすぐに縫っているだけもんやし、
ありあわせの布を使っているだけやし。
でも、
お下がりのただの服でも、
継ぎ当てすると、ぐんと親しみがわきますね。
使い道の無かった布も、
ちくちくするだけで、
エプロンとして蘇るし・・・。
しのちゃんとこは、
娘さんやし、
ズボンに穴なんて空かんやろねーー。
ところで、
月空さん。。。やったっけ?
あそこに飾ってある版画は、
信楽の友達の作品です。

投稿: yumie | 2010年12月10日 (金) 22時32分

くるみちゃん、
うちとこも、はるさんの曾ばあさんのはさすがに、おはしよりが作れません。
くるみちゃんとこ、
京都やし、ひままさんも、キモノ好きやし、
良いキモノいっぱいあるだろうに、
サイズが合わず着れへんなんて、
もったいない話やな~~~~~!!
キモノにまつわる家族のいざこざなんて、
わたしにしたら、ほほえましいです。
それだけ、
みんなキモノを愛してるってことやもんね。

投稿: yumie | 2010年12月10日 (金) 22時36分

信楽のIさん!絵本作家の。
ゆみえさん、お友達でしたか〜!
めちゃくちゃかわいいなーと思ってじーっとながめてました。

うちのむすめ、ズボンに穴あきますよ〜
継ぎ当ててはいてます(笑)
しかしゆみえさんの配色とかあわせかたがかわいい!
一気にグレード上がりますね〜

投稿: しの | 2010年12月14日 (火) 15時54分

しのちゃんありがとう。

市居みかちゃんの絵本、
図書館にもいっぱい置いてあると思うよ。
いろいろな画法で描いてあったりして、
とっても可愛いので、
また探してみてね。

投稿: yumie | 2010年12月14日 (火) 22時28分

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