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2014年11月 4日 (火)

人生の最も美しい時間

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月経血コントロールや、
おむつなし育児など、
自然な子育てをめざすお母さんたちの中では、
今じゃ普通に言われてますが、
このようなことの、言い出しっぺ・・・と言ったら失礼ですけど、
言い始めた方は、
三砂ちづるさんだと思います。
自分の身体の心地よさを大切にして、
女の人は、月経やお産を通して、
生まれながらにもっていた力を取り戻そうというようなことを、
昔から言っておられます。
その延長線上に、「着物」もありました。
おむつなし育児をめざすお母さんたちの中で、
着物を着る人が増えていったのも、
三砂ちづるさんの影響が大きいと思います。
(わたしが、着物を着ようと思い立ったのは、
それより何年も前のことで、また別の理由からですけどね。)
ええっと、
着物の話をするのではなかった!
三砂ちづるさん!
10年くらいまえに、
京都で「いいお産の日」というイベントがあり、
わたしも参加しました。
そのとき、
三砂ちづるさんが、基調講演してくださったのです。
当時、
昔の女はできていた」という本に目からうろこだったわたし。
ひとりでもたくさんの女の人に、
こんなすばらしいこと知って欲しいと、
その頃たまに書いていた「はるや通信」で、
紹介したり、
その本をみんなに薦めまくったりしたものです。
他の本も幾つか読みましたが、
お産のこと、性のこと、お股のこと(*^m^)、
そこんとこをもっとおおらかに心地よくすることで、
広がっていく世界や、男女や親子のつながりについて、
描いておられ、
いつもたくさんの気づきを受け取っているし、
三砂さんの、世界中のすべての女性に向けての愛を感じます。
わたしは同じ女性として尊敬しています。
そんな三砂ちづるさんが、
書かれたという詩が、
回覧板みたいに回ってきたので、
ここで、紹介させていただきます。
(出所がはっきりしないのですが・・・。)
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子どもを抱く喜びにひたって欲しい
                       三砂ちづる
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今あなたはとても忙しいと思う。
慣れない幼い子どもとの日々に翻弄され
やってもやってもやるべきことが終わらない
家の中のあれこれにため息をつき、
まして外で仕事のひとつもしていれば、
なんで私だけがこんなにがんばらなきゃいけないのよと、
腹のひとつもたち、
穏やかにぐっすり眠ってとろとろと夢を見る、
ということ自体が、
どこか遠い世界のようの思うのかも知れない。
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おむつもかえなきゃいけないし、
おっぱいもあげなきゃいけないし、
ちょっと大きくなったら
「ママおしっこ」と起きてくるし。
ああ、わたしは毎日忙しい。
ゆっくり夢をみること自体が「夢」
ゆっくり眠りたいだけ眠った、
なんていつのことだったかしら。
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残念なことに、
とうか幸いなことに、
というか、時間というものはゆくりなく過ぎ、
いま、あなたがやっていることはあと数年と続かない。
彼らは学校に行くようになり、
あなたの知らないところで
あなたの知らないことをする時間が増え、
あなたは夜はもう少しよく眠ることができるようになる。
そうすると朝早くから起きて弁当のひとつも作り、
子どもの外のおつきあいの後始末などもしなければならなくなってくるけれど。
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つまりはフェイズが移る。
私はもう50を過ぎている。
2人いる子どもは青年になり、
文字通り毎日どこで何をしているのやら。
見上げる青年になって、
私の知らない彼らの日常はまぶしい。
この人たちはもう私の「手の内」では生きていないのだ。
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ときおり私は夢をみる、
夢の中には子ども達2人がよく出てくる。
その彼らは、けっして今のような「男に育った」彼らではない。
夢に出てくるのは幼い彼らだ。
お話ができて、
自分のひざにのってくれるくらいの子どもである彼ら。
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おそらくあと50年生きても、
夢の中の私の子どもは、
この大きさであるに違いない。
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あのね、ママ、あのね、と、
とても高い声で私を見上げ、
「つまらないこと」をいちいち聞きに来たリ、
報告したりする息子たち。
私がしゃがまないと、
彼らの視線とは合わず、
抱きしめれば腕に足り、
抱き上げれば、そのまま移動できる重さ。
私の手の届くところにいる彼ら。
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おかあさん、
今あなたのひざにいるお子さんのなんといとおしいこと。
母として、
いちばんよい時期。
いちばん印象に残る時期。
あなたの子どもはいつもその大きさで、
あなたの夢の中で位置を占め続ける。
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あなたが人生でつらいことがあった時、
あなたの子どもたちは、
そのような大きさであなたの夢の中に現れる。
それが現実と交錯する今こそが、
あなたの幸いでなくてなんであろうか。
涙ぐむようにして、
幼い子どもをかきいだく喜びにひたってほしい。
それはひとときの至福であり、
長き人生のうちで一瞬にして失われる、
人生の最も美しい時間だからである。
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以上です。
いま、うちには、
いつの間にやら、
見上げるようになって、
<私の「手の内」では生きていない>、長男もいれば、
何分かおきにでも、
「ママ!「ママ!」(←いまだに「ママ」を貫いています)
と、お呼出しをかけてきて(;;;´Д`)
<抱きしめたら腕に足る>くらいの末娘もいたりして、
そのギャップがあまりにも激しいゆえに、
この詩の言わんとすることが、
痛いほどよくわかりますよ。
ほんとにね、
あっと言う間です。
↓( ̄◆ ̄;)
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ひとときの至福。
人生の最も美しい時間。
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コメント

詩を読んで泣けてきました。改めて毎日を大事にしなきゃですね。気付きをありがとうございます♪ヽ(´▽`)/

投稿: みほっち | 2014年11月 4日 (火) 23時07分

いい話ありがとう。

投稿: | 2014年11月 5日 (水) 14時31分

ゆみえさん、私も三砂ちづるさんの本、何冊か妊娠中に読みました。
今は当たり前のように取り入れていますが、当時は目からうろこで
驚きの内容でした。素敵な詩、シェアさせていただきたいです。

投稿: yuko | 2014年11月 8日 (土) 00時24分

いつもはるや日記からたくさんの気付きをもらっています。ありがとうございます!
私は今人生でもっとの美しい時間を生きているんだ、と改めて気付かされました。
毎日くたくたで大変なことも多いですが、子供たちにたくさんの愛と幸せをもらっています。

投稿: まちゃ | 2014年11月15日 (土) 07時10分

私がゆる体操を始めたのは、月経血コントロールに興味があり、三砂ちづるさんの『昔の女はできていた』を読んだからでした。

『鬼ババ化する女たち』も、すごく衝撃的で感銘を受けました。


こんな、素敵な詩も書いてはるんですねー。
めっっっちゃ泣けてきました。
ほんまに、毎日美しい時間、過ごさせてもらっています。

とても素敵やったので、私のブログでもシェアさせてもらいました。

ありがとうございます(^^)

投稿: みな | 2014年11月15日 (土) 11時15分

みほっちさん、yukoさん、名無しのごんべさん、まちゃさん、みなさん、コメントどうもありがとう。みなさんの心に響いて・・・とってもうれしいです。素敵な詩は生きる力をもらえますね。いつも読んでくださってありがとう。

投稿: yumie | 2014年11月28日 (金) 08時11分

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