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2016年2月 1日 (月)

女性性を生きる。〜保富歩さんのお話より。

。〜Img_3507
続きものみたいになりますが、
「女のからだを生きる」という話を、
紹介しました。
今回、書いてみたいのは、
うーーーん、
言ってみれば「女性性を生きる」ってかんじのことかな。
三砂ちづるさんのお話に続いて、
最近読んだ記事で、
もうひとつ、
印象的だったものです。
「女性装」をしてみたら、
私と社会はこう変わった、
東大の教授、安富歩さんのおはなし。
****************
****************
えー、
男だろうが、
女だろうが、
赤ん坊だろうが、
子どもだろうが、
若かろうが、
年寄りだろうが、
犬だろうが猫だろうが?、
みんなの中には、
男性的な性質も
女性的な性質も、
どちらの性質も持ち合わせていますね。
戦時中も戦後も、
波乱万丈の中で生き抜いた、
今は亡き、
哲学者の鶴見俊輔さんが、
ある、平和を考える集いで、
「これからは女性の時代だ」と、
おっしゃっていました。
戦時中も、
戦後も、
この国を支えていたのは、
実は女性だったのだと。
もうずいぶん昔の話です。
わたしが、お母さんになる前の・・・。
その言葉が印象的だったのですが、
安富歩さんのお話を読むと、
「女性性の時代」とも言えるのではないかな・・・。
と、
思います。
これまでは、
男性的なものが優位だったし、
求められていた。
使命に向かって突き進み、
争って勝ち取って手柄を持って帰る兵士のような、
男性的な力のおかげで、
日本は経済的に豊かになったのでしょう。
家庭でも、
獲物を仕留めて帰ってきてくれる勇敢な猟師のような(*^m^)、
男性的なものが、
期待されていたことでしょう。
今思えば、
戦争は終わったとはいえ、
高度経済成長期と言われた、
わたしたちの子ども時代の学校は、
まさに、
男性的な性質が求められる場所だったし、
家庭の中でも、
「男が泣くな!みっともない!」と、
父が幼かった兄によく言っていたのを、
覚えています。
わたしも、
学校で、
部活で、
家庭で、
一人暮らしで、
就職先で、
どんなにか、
男性的な性質をおおいに、
発達させてきたことかと思いますよ。(*^m^)
女子が、
そうやって男並みに、
働けるように、
長時間オッケーの、
月経用ナプキンとかタンポンとか、
生理痛の痛み止めとか、
開発されたのでしょうね。
まるで、
月経なんて無いかのごとくに、
たち動けるように。
月経なんて、
邪魔なもの、
うっとうしいもの、
あって欲しくないもの・・・のように、
思わされて。
Img_3679
一方で、
女性的なものって、
どんなのかしら。
妊娠したりお産したり、
おっぱいあげたりすることに象徴されるように、
受け入れる性
はぐくむ性
与える性
手をとりあう性
分かち合う性
ゆったりとくつろげる性・・・。
月の満ち欠けに影響されるように、
調和する性
揺れうごく性、
そんなかんじ?
末娘見てたら、
可愛いものや小さなものを愛でるのが好き、
手仕事が好き、
人やモノのお世話するのが好き・・・。
そんなのも、
女性性って言うもんかなと思います。
もちろん、
ヒステリーになったり、
メソメソうじうじしたりってのも、
女性性の特徴かも知れませんけどね。
Img_3667_2
わたしは、
今になってやっと、
良いイメージのものも悪いイメージのものひっくるめて、
女性的なものを、
大切に思うようになったし、
自分の中の女性性を感じながら、
暮らすのが心地よくなりました。
月の満ち欠けがからだに響くように始まる月経も、
愛おしく思えます。
それは、
三砂ちづるさんのインタビュー記事に書いてあったことにも
通じます。
・・・って言うか、
三砂ちづるさんの著書に影響受けてるかな〜。(*^m^)
でもこれは、
どちらかというと、
からだの営みの話。
Img_3664
安富歩さんの場合は、
からだではなくて、
女性性の話。
安富さんは男性ですが、
家庭にしろ、
学校にしろ、
職場にしろ、
男性性を強く求められる世の中で、
生まれたときから、
周りからの期待に応えるべく、
頑張ってきはったそうですが、
生き辛さをかんじ、
あるとき、
装いを、
女性に変えはったそうです。
そうすることによって、
いろいろな「かくあるべきもの」「立場」から、
解放され、
生き心地よくなり、
仕事も人間関係も、
うまくいくようになったそうです。
たまたま、
安富さんは
女性的な装いをすることによって、
「男はこうあるべき」という強固な枠組みから、
解放され、
それが、
自分らしく生きる人生への、
突破口みたいになったようです。
とてもわかりやすいですね。
まあ、
記事を読んでくださったら、
そのへんのこと、
詳しくわかります。
わたしは、
安富さんのように、
女性装をしなくてもね、
男の人たちの内にある、
女性性をもっと豊かに表現できる世の中になると、
いいなあと思います。
うちの息子たちも、
女性性をのびのびと表現できる人であってほしいと思います。
Img_3510
未だに、
社会も、学校も、職場も、
勝ったり負けたり、
競争させたり、
評価したり、
「右にならえ!」「気をつけ!」・・・って・・・。
何それ?
┐( ̄ヘ ̄)┌ フゥゥ~
もろに、
男性的な世の中です。
もしかして、
この国では、
どこへ行っても、
男性性の色合いが濃すぎて、
女性的でいる方が楽な人間にとっちゃあ、
生きづらいのかも知れません。
女性的であることは、
よく思われなかった。
後回しにされた。
取り残された。
認めてもらえなかった。
許されなかった・・・・のかも知れません。
不登校と呼ばれる人たちも、
引きこもりと呼ばれる人たちも、
そんな、
男性的な世の中で、
自分の女性性に蓋をして、
無理して生きることに、
生きづらさを感じている人たちかも知れません。
男でも女でも、
みんな持っている女性性を、
大切にするような生き方を、
まずは、
家庭で、
学校で、
ありのままに、
受け入れられるようになるといいなあ。
そうすると、
もっと生き心地よい世の中になるのではないかなあ・・・。
と、
思います。
自殺やら、
性犯罪やら・・・、減るんじゃなかろうか。
男性性を、
否定しているのではないです。
男性性が発揮されてきた時代があったおかげで、
今があるとも言えます。
(今の世の中が良いとも言えませんけどね。)
その時代、時代で、
男性性と女性性のバランスも変わってくるものなのかも知れません。
夫婦のパートナーシップや、
家族の間でも、
友達どうし、同僚どうし、
上司との関係などでも、
相反する2つの性質のバランスは、
変わってくるでしょうね。
そして、一定には定まらないものだとも思います。
でも、
わたしは、
これからは、男の人も、女の人も、
もっと女性性が花開くと、
のびのびと楽しい世の中になるだろうなあと思います・・・・よ。(*^m^)
Img_3803
それから、
本文より、
安富さんが言われる「立場」について。
「立場っていう単語は、
他の言語に翻訳できません。
日本独特のもの。
それが日本人をがちがちに縛り付けて
”自分でないもの”にしている」
立場を失くす、
立場を守る、
立場上できない
……何の疑問も持たずに、
私たちが普段使っている言い回しだ。
しかし、
「立場」とは何か、
いざ考えてみると、
上手く説明できないことに気づく。
立場にいる“私”は“私”ではないのか?
立場って、一体、なんだろう?
Img_3783
なるほどと、思います。
「立場」、
この言葉、
よく聞きます。
だいたい、
役場とか学校とかにね、どこかの大きな組織とか団体とか。
何かお願いしに行ったとき・・かな。(*^m^)
「お気持ちは、わかりますけど、
わたくしどもの立場がありますので・・・」
そんなふうに言われます。
「命」を何よりも優先するのは、
人間として当たり前。
原発再稼働なんて、
ありえないこと。
なのに、
再稼働されてしまった。shock
どこの誰が、
そんな話、すすめていったのでしょうか。
おそらく、
なにかしらの「立場」から、
ものを言っている人たちではないでしょうか。
Img_3800_1
立場を超えて、
本音で生きる人たちの社会は、
「ほんまは、どうやねん?」
「一体あんた何が言いたいねん?」
って、
そんな、ややこしいことが無くって、
きっと、
ひとりひとりの持ち味が生かされた、
信頼し合える、
生き心地良い世の中だろうと思います。
そして、
これからの世の中はもっと、
男の人の中でも、
女の人の中でも、
安富さんのように、
女性性がおおいに活躍できるような社会。
そんな未来を、
思い描いています。
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コメント

素晴らしいブログでした〜
いつも有り難うゆみえさん☆

投稿: ちび | 2016年2月 2日 (火) 07時28分

おお、ちびちゃん、
長くて、小難しい文章、
読んでくれてありがとう。
けっこう時間かかったけれど、
書きたい衝動にかられちゃって・・・。
ちびちゃんの褒められて、書いた甲斐があったわ。うれしい!

投稿: ユミエ | 2016年2月 2日 (火) 10時01分

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