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2016年2月 1日 (月)

うちのお雛さま。

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ある日の昼下がり、
末娘に、
大きな荷物が届きましたよ。
ひとつひとつ、
紙の包みを開いてみると・・・。
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まあ!
なんて可愛らしい!!!w(゚o゚)w
お雛さまでした。
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あかりをつけましょ
ぼんぼりに
お花をあげましょ
ももの花
五人囃子に、
笛・たいこ・・・・♪
このお人形は、
ここ。
この段は、
男の人たち・・・。
笛の人はどこに?
鼓の人は・・・?
ひとつひとつ、
紙の包みを開けながら、
おひなさまの歌の歌詞を思い出しながら、
並べてみます。
末娘と、
そんなことやってるうちに、
とても華やいだ気持ちになりました。
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お雛さまとか、
お人形とか、
末娘が生まれるまで、
全然興味無かったんですけど・・・・。
だけど、
こうやって、
娘と2人で、
「かわいいなあ」「かわいいなあ」と、
言い合って、
お人形さんを愛でたり、
並べたりしているのが、
とても楽しくて、
胸がときめいて・・・・。
こんなの、お母さん人生初めての経験や。
娘がうちに生まれてくれた喜びを、
あらためて、
噛みしめていました。
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それから、
(うちに届いたものは、
とてもシンプルなものですが)
本格的な、
段飾りのお雛さまって、
お人形もいっぱいだし、
小道具もいっぱいあるでしょう。
飾るのも仕舞うのも、
果てしなく手間も時間もかかるものでしょう。
(小道具のひとつ、ひとつに、意味があるそうですね。
おせち料理みたいに(*^m^)。)
前の年を思い出しながら、
あるいは、
自分が子どもの頃を思い出しながら、
並べていく作業。
そのゆったりとした時間が、
とても豊かなものだなあと思いました。
子どもの頃、
家にはお雛さまが無かったから、
そんな愉しみ、
知らなかったのです。
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昔の習わしでは、
お雛さまは、
お嫁さんの実家が贈るものだと、
聞きました。
わたしの母は、
両親が早くに亡くなっていたので、
わたしが生まれたとき、
お雛さまは、
買ってもらえなかったのでしょう。
かと言って、
父も母も、
わたしの初節句のときに、
お雛さまを買う余裕も当時は無かったのでしょう。
わたしは、
そんなこと何も気にすることなく大人になりましたけど。
ところが、
長く勤めに出て、
経済的にも余裕が出た晩年の母は、
将来わたしに女の子が生まれたら、
「お雛さまを買ってあげる」
なんて、
うれしそうに言っていたのです。
母にしてみたら、
自分が若いお母さんだったときに、
お雛さまのあるお家がうらやましかったのかも知れません。
お雛さまを飾って、
娘が生まれたことをお祝いして欲しかったのかも知れません。
年々大きくなる娘と一緒に、
お雛さま飾ってみたかったのかも知れません。
当時、
叶えられなかった思いを、
いつかできる<かも>知れない、
孫娘に託したいと
夢見ていたのでしょうね。
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若かった頃のわたしは、
日本の昔ながらの習わしや、
節句のことなど、
てんで興味無く、
そんなこと母に言われても、
「ふ〜ん」
「お雛さまなんてもらってもなあ・・・・」
「そんなことにお金かけるんだったら、他のことに・・・」
そんなかんじだったと思います。
だけど、
今、うちに、
奇跡的に?女の子がやってきて、
そして、
お雛さまがやってきて、
初めて、
母の気持ちがわかったのでした。
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10年以上も前に亡くなった母が、
そんなことを言っていたのだと、
末娘が生まれたときに、
父に話すと、
即座に、
「雛人形買ってやれ!
いくらでもいい!
金はワシが出す!」
と言ってきたのでした。
父は今も、
とても母のことを大切に想っているから・・・。
生きていた頃の母の夢を叶えてあげたかったのかな。
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「金はワシが出す」
そう言われてもな・・・。
そう言われても、
なかなか買うとこまでいけなかったわたしです。
京都のお人形屋さんの老舗に行ってみたり、
ネットであちこち探してみたり、
友人たちにオススメのものを聞いてみたり。
とりあえず、
うちで採れたひょうたんで、
お雛さん作ってみたりもしました。(*^m^)
三人官女さんに、
五人囃子、
あと8人くらい描いたら、
立派なのができるやん!
やっぱり、
手作りするのが、
わたしらしいわ。
・・・ってね。
ああ、
でも、
わたしが作ってしまうと、
父の思いを汲むことにはならなし、
あかんな。
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こんなかんじで、
あれやこれやと、
わたしなりの、
思惑があって、
高いお金を払ってまでして、
父に買ってもらうことに、
抵抗があり、
買えなかったです。
それがやっと、
今年・・・4年目で、
思い切って買うことができました。
亡き母と、
母を想う父の、
思いがこもった、
うちのお雛さまです。
天国の母も気に入ってくれてるはず。
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日本中どこでも
3月になると、
きっと、
いろいろなお雛さまが、
女の子のいるお家で飾られることでしょう。
先祖代々に伝わる豪華なもの、
古道具屋で一目惚れしておうちに連れ帰ったもの、
自分が生まれたときに、
おばあちゃんが買ってくれたもの、
どこからかのお下がり。
家族の人たちと、
一緒に飾った思い出深いもの。
あるいは、
お母さんの手から生まれた、
手作りのお雛さま。
千代紙で作ったもの、
紙粘土で作ったもの、
布で作ったもの・・・・。
いろいろあることでしょう。
どんなお雛さまもみんな、
そのおうちに生まれて来てくれた女の子が、
健やかに育ちますように。
幸せでありますように。
豊かでありますように。
そんな願いと愛情が、
いっぱいこもったお雛さま。
愛おしいなあ・・・。
すべての女の子が、
幸せでありますように。
お雛さまとともに。
お父さん、ありがとう。
お母さん、ありがとう。
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コメント

思わずお父様の思いのくだりで号泣だよ

姫ちゃん 愛らしいお雛様がよ~く似合ってるね♪

投稿: かよ | 2016年2月 5日 (金) 14時33分

かよさん、
号泣されましたか・・・。
ありがとうございます。
自分の娘のところにお雛様がやってきて、
初めて、お雛様に寄せる母親の思い・・・というのが、
理解できたような気持ちです。
どのおうちの、どんなお雛様も、
素敵だなあと思いました。

投稿: ユミエ | 2016年2月 6日 (土) 13時23分

すてきなお雛様やなぁ(T-T)

ちなみにこれはどこのん?
こんな素敵なん、見たことないわ~

うちはずーーっと12年間、古代人が作ってくれたお雛様で、
それに大満足してるねんけど、ちょこっと知りたいさ~(*^_^*)

投稿: のん | 2016年2月10日 (水) 13時17分

のんちゃんってどなたかなあと思ったら、
古代人が出てきたから、
わかったわ。(笑)
このお雛様は伊予の一刀彫というのやで〜。

投稿: ユミエ | 2016年2月12日 (金) 06時21分

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